2010年5月12日水曜日

黒字化

Nissan, Sharp, TOYOTA


ある意味で、リストラによる収益改善である。

当分の間、こんな調子じゃないの?



5月12日 18時49分
日産自動車のことし3月期の決算は、中国を中心とする新興国で自動車販売が大きく伸びたことなどから、営業損益は3100億円余りと2期ぶりに黒字となりました。

日産自動車が12日に発表したことし3月期の決算によりますと、売上高は7兆5172億円で、本業のもうけを示す営業損益は3116億円の黒字でした。営業黒字は2期ぶりで、自動車の販売台数が中国を中心とする新興国の大幅な伸びで前の年を上回ったほか、部品の調達費などのコスト削減を進めたためだと日産では話しています。来年3月期の決算について日産は、新興国市場の伸びやアメリカ市場の回復によって売上高が8兆2000億円、営業損益は3500億円の黒字と増収増益を見込んでいますが、依然として、金融危機以前の水準を下回っています。日産のゴーン社長は、記者会見で「最悪の時期は脱したが、景気は健全な状態にまで回復していないし、原材料価格の高騰などで今年度も厳しい一年となる」と述べ、新興国市場での生産能力の拡大や、ことし末に発売する電気自動車の市場開拓によって収益のさらなる改善を図る考えを示しました。これで主な自動車メーカーのことし3月期の決算が出そろい、すべてのメーカーが営業黒字を確保したほか、来年3月期は各社とも増益を見込む内容となっています。




【関連】 トヨタ 2期ぶりに営業黒字動画あり
5月11日 17時46分
トヨタ自動車のことし3月期の決算は、自動車の販売台数が持ち直したことや、一連のリコール問題の影響が見通しの範囲内に収まったことなどから、営業利益が1400億円余りと2期ぶりに黒字を確保しました。

トヨタ自動車が11日に発表したことし3月期の決算は、売上高が前の年に比べて7.7%少ない18兆9509億円、営業損益は1475億円の黒字でした。トヨタは、いわゆるリーマンショックによる世界経済の悪化で、去年3月期の決算は営業損益が71期ぶりに4600億円余りの赤字に陥り、ことし3月期についても赤字が続くという見通しを立てていました。しかし、各国の購入支援策の後押しや新興国市場の拡大によって販売台数が見通しより持ち直したことや、コスト削減を計画以上に進めたこと、さらに一連のリコール問題による販売などへの影響が見通しの範囲内に収まったことから、営業損益は6000億円以上改善し、2期ぶりに黒字を確保しました。また、来年3月期の業績について、トヨタは、新興国を中心にした販売台数の伸びで、売上高が19兆2000億円、営業利益は2800億円と増収増益を見込んでいますが、依然としてリーマンショック前の水準を大きく下回っています。記者会見した豊田章男社長は「営業黒字に転換できたが、F1からの撤退や雇用に手をつけるなど苦渋の決断による結果だ。今後も厳しい状況が続くことに変わりないが、持続的な成長に向けた新たなスタートに立ったという実感だ」と述べて、今後、環境対応車の拡充や新興国での生産強化を進めていく考えを示しました。

0 件のコメント:

コメントを投稿