2010年5月13日木曜日

電子部品

中国経済が牽引している・・・



5月13日 4時45分
大手電子部品メーカー各社のことし3月期の決算は、中国など新興国を中心に携帯電話や自動車向けの需要が回復したことから、最終損益が軒並み黒字となるなど、業績の回復が鮮明になっています。

このうち、去年3月期に過去最悪の最終赤字となった「アルプス電気」は、売り上げが4936億円と8.4%減少したものの、最終損益は5億円の黒字に転換しました。これは、スマートフォンと呼ばれる高機能な携帯電話に使われる電子部品の受注が伸びたことや、中国など新興国を中心に自動車やテレビ向けの電子部品の需要が回復したためです。また、「TDK」も、パソコン向けの電子部品の需要が伸びたことなどから、売り上げは8088億円と11.2%増加し、最終損益は去年3月期の赤字から135億円の黒字に転換しました。このほか、各社の最終損益は、「京セラ」が400億円の黒字、「日本電産」が519億円の黒字、「村田製作所」が247億円の黒字で、いずれも増益となりました。決算について、アルプス電気の甲斐政志常務は「足もとは堅調で、4月と5月は計画より上ぶれしている。今後は電子書籍など新たなジャンルの製品向けの需要が増えると期待している」と述べ、業績のさらなる回復に期待を示しました。

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