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2010年11月25日木曜日

LOH症候群

LOH症候群は、日本泌尿器科学科と日本メンズヘルス医学会が共同で症状や診断基準を明確化したことで命名された病名です。

■■LOH症候群の原因
女性の更年期障害の原因が女性ホルモン(エストロゲン)が急激に減少することによって起こる病気であるのと同じく、男性の更年期障害(LOH症候群)も男性ホルモン(テストステロン)が急激に減少することによって起こる病気です。

そもそも、人間は老化とともにホルモンの分泌量が減少します。女性の場合、加齢による急激なホルモン減少が起こりやすく、更年期障害の診断は比較的なされやすいと言われています。

反対に男性の場合、加齢による急激なホルモン減少というケースは頻繁には起こらないそうです。しかし、重度のストレスや環境の変化などで男性ホルモンの分泌が急激に起こることがあります。こうなると、LOH症候群の症状が顕著に顕れやすくなります。

なお、加齢とともに徐々に男性ホルモンが減少している場合、LOH症候群の症状が少しずつ徐々にあらわれてくることがあります。この場合、本当はLHO症候群の症状であるにも関わらず、他の病名を診断されてしまうこともあります。

■■LOH症候群の代表的な症状
倦怠感・めまい・イライラ・睡眠障害・物忘れ・精神不安・勃起不全(ED)・筋肉量の低下・体毛の変化(ヒゲが薄くなる等)などの症状が代表的です。

ある機会を境にこういった症状が現れたならLOH症候群であることも容易に想像がつきますが、症状が徐々に現れてくると「ストレス」や「うつ」などの精神的な病状と勘違いしてしまうこともあります。

現在ではLOH症候群の診断基準は明確化されているので、このような症状が現れたら病院で検査してもらいましょう。

特に、LOH症候群の原因に関係する男性ホルモン(テストステロン)は、性機能に関係のある精巣で約95%が作られます(残り5%は腎臓)。その男性ホルモンの分泌が急激に減少するため、性機能障害の一つである勃起不全(ED)が非常に起こりやすくなります。

EDで悩んでおり、かつ、不安や睡眠障害やイライラなどの症状が重なっている場合は、早い段階で検査を受けた方が良いです。

■■LOH症候群の治療方法
LOH症候群の治療方法はいくつかありますが、代表的なものは男性ホルモンの注射・塗布や漢方薬治療等があります。男性ホルモンの減少によってLOH症候群が起こるのですから、男性ホルモンの減少分を補えばOKという単純な話です。

これに並行してカウンセリングによるメンタル面のリハビリなども挙げられます。LOH症候群の症状が軽い場合などは、精神面をコントロールすることで症状を改善させることも可能です。




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上記の本はLOH症候群について書かれた本です。なかなか病院に行けない方や病院で診断されたけど結果に納得いかない方、書店での購入に気後れしてしまう方などは本などで調べてみるのも良いと思います。

40代以上の方は、「仕事などによる一過性のストレスが原因。すぐに良くなるさ!」などと一蹴せずに、上記の複数の症状にあてはまったり、急激に心身の状態が変化するようなことがあれば、LOH症候群を疑ってみてください。

加齢によるホルモン低下は誰にでも起こっているものなのです。つまり、LOH症候群は誰に起こってもおかしくないものなのです。「自分に限って・・・」などと考えずに、起こるべき可能性の高いものとして記憶にとどめておくようにしましょう。
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この薬の作用と効果について

ドパミン作用と抗セロトニン作用により、不安、緊張などの症状をしずめ、精神の不安定な状態を抑え、やる気がしない、何も興味がもてないというような状態を改善させます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

以前に薬を使用して、かゆみ発疹などのアレルギー症状が出たことがある。昏睡状態、パーキンソン病、肝・腎障害、心・血管疾患低血圧またはその疑い、てんかんなどの痙攣疾患または既往歴糖尿病または既往歴家族歴・高血糖・肥満、自殺企図の既往や自殺念慮がある。妊娠または授乳中他に薬を使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、大衆薬も含めて他に使用中の医薬品に注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

通常、成人は1回1mL(主成分として1mg)を1日2回より服用を開始し、徐々に増量されます。維持量は通常1回1〜3mL(1〜3mg)を1日2回服用します。なお、年齢・症状により適宜増減されますが、1日12mL(12mg)を超えません。必ず指示された服用方法に従ってください。ビンのキャップを押しながら、左に回してキャップをはずし、ケースからピペットを取り出して指示された1回分を計量してください。本剤は、直接服用するか、1回の服用量を水、ジュースなどに混ぜてコップ一杯(約150mL)くらいに希釈して服用し、希釈後はなるべく速やかに服用してください。薬の含量が低下することがありますので、茶葉抽出飲料(紅茶、日本茶等)および汁物とは混ぜないでください。使い終わったピペットは紙で拭くか、もしくは水で洗いケースに戻してください。飲み忘れた場合は、気づいた時にできるだけ早く1回分を飲んでください。ただし、次に通常服用する時間が5時間以内の場合は飲まずに、次の服用時間から1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

眠気、注意力・集中力・反射運動能力などの低下が起こることがありますので、自動車の運転など危険を伴う機械の操作は避けてください。飲酒により薬の作用が強くあらわれることがありますので、服用中の飲酒は控えてください。食生活や体重増加に気をつけるなど、生活習慣の改善をこころがけてください。

副作用

主な副作用として、アカシジア(じっとしていられない)、ふるえ、不眠、眠気、不安や焦燥感、よだれがでる、筋肉のこわばり、けん怠感、発疹、便秘が報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師診療を受けてください。強度の筋肉のこわばり、飲み込みにくい、が速くなる悪性症候群口をとがらせたり、引っ込めたり、舌をだす遅発性ジスキネジアけいれん食欲不振悪心嘔吐抗利尿ホルモン不適合分泌症候群からだがだるい、食欲不振皮膚白目が黄色くなる肝機能障害黄疸のどがかわく、よく水を飲む、尿が多く出る高血糖、糖尿病ケトアシドーシス糖尿病性昏睡以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

乳幼児や小児の手の届かないところで、直射日光、高温、凍結を避けて室温で保管してください。薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局に相談してください。


みんなの家庭の医学【LOH症候群加齢男性性腺機能低下症候群】

みんなの家庭の医学6月15日放送【夫婦で気をつける病気「体に悪い夫婦関係」
危険度診断スペシャル(1)夫が家にいるだけで妻の脳神経に異変が…危険な夫婦仲
(秘)診断法(2)実録!妻の小言から温厚な夫が凶暴化も病カギは「ホルモン量」
(3)まさか…台所のアレに菌が繁殖で食中毒!&除菌率99%(秘)予防術
(4)若林豪…脳に牛乳瓶1本分の出血から生還夫婦で簡単(秘)応急措置】の詳細情報です。
◎司会:ビートたけし
◎ゲスト:藤田弓子&河野洋、渡辺裕之&原日出子、山田邦子&後藤史郎、
ガダルカナル・タカ&橋本志穂、高橋ジョージ&三船美佳

【関連情報】
NHKためしてガッテン【LOH症候群男性ホルモンテストステロン】詳細情報

■妻の小言がストレスに!?豹変したパートナー
岩本晃明先生(国際医療福祉大学病院リプロダクションセンター教授)が解説

●症例

新野啓一さん(53歳)は漫画家の赤星たみこさんの夫でマネージャーでもあり、
更年期のたみこさんから浴びせられる罵詈雑言に4年間耐え忍んできたものの、
たみこさんから受けるストレスは、当時44歳の新野啓一さんを徐々に蝕み、ついに
離婚届を用意するまでになりましたが、たみこさんの横暴な態度の原因は更年期の
症状が出始めたたみこさんが病院で処方された治療薬を飲んでいなかったことだと
わかり、妻に薬を服用させるとたみこさんのイライラは軽減、5年に及んだ大変な
思いをした日々も終わったかに思えました。

しかし、たみこさんの更年期が落ち着いて数か月後、今度は新野啓一さんに異変が
起きました。前なら難なくこなせていた細かい作業に身が入らず、行き詰ったり、
布団に入っても不安感から寝つけず、たみこさんに心配されても会話する気力がなく、
焦りやイライラが多くなり、たみこさんの前でも不平を並べるようになりました。

1年後、新野啓一さんは常に焦燥感に駆られ、些細なことにも感情を抑えきれない
ようになり、異変が起き始めて3年後のある日、機嫌よく料理を作っていたところ、
なぜかお皿の形に突如ムカムカして一気に頭に血が上り、お皿を割ってしまいます。
この時初めて、たみこさんは新野啓一さんの性格がいつのまにか大きな変貌を
遂げていることに気づきました。

●症状
(1)細かい作業ができない
(2)寝つけない
(3)イライラする
(4)乱暴な性格になる

●病名:LOH症候群(ローショウコウグン)※加齢男性性腺機能低下症候群

LOH症候群とは、男性ホルモンの低下に伴い、イライラ・認知力の低下・睡眠障害など、
身体中の至るところに様々な症状を引き起こす病で、今まで「男性更年期障害」と言われ、
明確な診断や治療基準がありませんでしたが、2007年に日本泌尿器科学会と
日本メンズヘルス医学会が病として定義、血中男性ホルモン量の低下が診断基準と
なっています。

男性ホルモンの代表格であるテストステロンの95%は精巣で作られていますが、
生殖機能の調節・骨や筋肉の増強促進・脳の働きを高めるなど、男性らしい身体や精神を
保つ働きをしており、男性が活動維持していくのに欠かすことができないホルモンです。
通常は加齢に伴い精巣の機能が低下することで分泌量は自然に減少していきますが、
急激な減少が始まってしまうこともあります。

LOH症候群の原因は慢性的なストレスで、ストレスが蓄積した体内では、ホルモンの
分泌が急激に減少、突然の変化に身体がついていけず、様々な症状が現れます。
脳の働きが落ちて細かい作業ができないなどの知的活動の低下・睡眠障害などの
身体症状・自律神経をコントロールできなくなったことで生じるイライラや抑うつの
精神症状などは精神疾患としてのうつ病と非常に見分けがつきにくいのが特徴で、
うつ病と診断された患者の中に、この病が原因だったケースも報告されています。

LOH症候群の診断項目
○血中の男性ホルモン(テストステロン)の量
LOH症候群基準値…8.5pg(ピコグラム)
○身体症状
○精神症状
○性機能に関する症状

LOH症候群の治療
○カウンセリング
○漢方薬
○ホルモン補充療法※注射・塗り薬

なお、気力低下やうつ傾向に悩んだら、心療内科だけでなく泌尿器科を受診することが
大切で、身近にいる妻が夫の言動や性格の微妙な変化を日頃からチェックすることも
LOH症候群の予防に欠かせません。


若い頃の元気がなくなった・・・
そんな心当たりありませんか?
もしかしたら、
原因は、男性ホルモン低下かもしれません。
その名も「LOH症候群」
近年、男性ホルモンが極端に減ると、
「性機能」だけでなく、
「認知機能」や様々な「身体機能」が低下し、
うつ、メタボ、骨折、生活習慣病のリスクが高くなる
ことがわかってきました。
まだまだ謎の多い「LOH症候群」。
番組では、その実態と男性ホルモン低下を防ぐ秘策まで、
最新情報をたっぷりお伝えします。
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番組ディレクターからのひとこと

「年のせい」の裏側に・・・

なぜか、心が元気じゃない・・・
なぜか、体が元気じゃない・・・
今回、取材を通して話を伺った多くの方が、
そんな謎の不元気に悩んでらっしゃいました。
「年のせい」だと、自分をごまかしながら
日々がんばる世の多くの男性たちに
男性ホルモン低下の影が忍び寄っているのかもしれません。
元気が出ない理由が一つわかることで、
一人でも多くの方が元気を取り戻すことにつながれば
と願っています。

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