安定こそが、最重要のファクターです - ドクター
5月19日 4時53分 国内の3大金融グループの決算が出そろい、景気の持ち直しに加えて、アジアを中心に海外での貸し出し業務の強化などによって、各グループとも来年3月期の決算で最終的な利益の増益を見込んでいます。 18日までに発表された国内の3大金融グループのことし3月期の決算は、いずれのグループも金融危機の影響で巨額の赤字を計上した去年3月期の決算から、一転して黒字を確保しました。また、来年3月期の業績については最終的な利益で、三菱UFJがことし3月期よりも2%多い4000億円、みずほが1.7倍の4300億円、三井住友が25%多い3400億円といずれも増益を見込んでいます。これは、景気の持ち直しで貸し倒れに備えた費用が減る一方、投資信託など金融商品の販売増が見込めること、経済成長が続くアジアを中心に海外での貸し出し業務を強化するためです。ただ、3大グループをあわせた最終的な利益の見通しは、金融危機前のおととし3月期と比べると80%程度の水準にとどまる見通しです。3大金融グループの間では、三菱UFJがアメリカの地方銀行を相次いで買収したほか、各グループともアジアなどの海外業務を一段と強化する方針で、こうした取り組みによって、収益力を高めていけるかが課題となります。 |
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