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2014年6月10日火曜日

テレビ離れと情報化社会

今夜のテレビは本当につまらないな。テレビ嫌いの若者たちの気持わかるな。僕たちの時代には「傷だらけの天使」「必殺仕掛人」「岸辺のアルバム」があった。


日本だけでなく、テレビ離れが進んでいるようです。

チャーリーとチョコレート工場でも、テレビを見ると馬鹿になると言っていました。

そりゃ、映画の方がクオリティが高い場合が多い。


テレビの映像には陰影がない。映像とは、光と影のグラデーションなのに。残念だ、金の匂いがする映像は嫌い。


眠いけど眠くない夜。凄い人に出会ったからだ。


情報化社会が進めば進むほど、リアルな出会いの価値が高まります。

この辺が映画も苦しいところ。ライブの価値が高まる・・・


だから、オフ会が重要です。

情報化社会を最大限に利用して、リアルも最大限に利用する。

バーチャルとリアルは相補的です。

両方の価値を高めることがキーポイントです。


僕が若いころ、映画館はデートスポットだった。

女の子を映画に誘って、観た後に、飲みに行く。

ナインハーフはかなりエロい映画だったが、、、

女の方がスケベです、笑い


去年でしたか?

世界で一番売れた本は、女が書いた官能小説です。

官能は生きている証拠です。五感を刺激するのが気持ち良い。


ナインハーフでデートした女の子のために、ラウンドミッドナイトでデートした女の子のために、アマデウスでデートした女の子のために、これらをチェックインします。


オリオンの殺意より 情事の方程式

財力で人を抑えこもうとする保守的なエゴイストの父を殺そうとする若者の姿を描く、団鬼六原作小説の映画化。脚本は「順子わななく」のいどあきお、監督はこの作品でデビューした根岸吉太郎


提案です。先生のデビュー作を学生にみせる。

1.夢みるように眠りたい 林海象

2.情事の方程式 根岸吉太郎

新入生への洗礼です。


デビュー作です。

山中俊治 Shunji Yamanaka @Yam_eye デザイナー/エンジニア。東京大学教授。慶應義塾大学客員教授。  アイコンは2001年に作ったロボットCyclops。


僕のデビュー作は、情報処理学会で発表しました。  場所は九州大学でした。


学界だけでなく、エレクトロニクスショウにも、出品しました。

その後、作品を他社に販売しました。

入社後、3年間の仕事です。


●テーマ:System on globe

ネットワークシステムの開発(1981年から1984年)

・  ハードウェアの導入・接続など(IBM大型汎用機、DECミニコン、沖パソコン)

・  ネットワークの選定・試験・加入など(NTT公衆電話網、KDDパケット交換網VENUS-P)

・  ソフトウェアの開発(仮想端末ソフト、ファイル転送ソフト)

・  ネットワークシステムの試験・評価(国内―数箇所、海外―独、米)

・  国内および海外の支社、取引先に設置した沖のPCから、東京にあるIBM汎用機     上でシミュレーションのオンライン実行を可能にした。



成果が出たから、ドイツ・アメリカへの出張は100万円のエグゼクティブクラスでした。

ドイツではお城の宴会場でパーティです。

帰国後、西新宿にできたばかりのKDDビルの最上階でパーティでした、笑い


ドイツのお城への送迎はベンツでした。

アウトバーンをブッ飛ばしたが、ベンツの乗り心地は最高でした。


このプロジェクトはでかかった。その時の僕には理解できなかった。

沖電気、NTT、KDD、三菱電機、米DEC、IBM、ATT、独ブンデステレコム

巨大プロジェクトでした・・・


その後の第5世代コンピュータ開発

失敗ではありません。技術開発でした。

並列推論マシン、オブジェクト指向言語、言語の処理系、、、

今のための基礎技術開発でした。


●テーマ:System on floor

並列推論計算システムの研究(1984年から1987年)

(通産省プロジェクト 第5世代コンピュータ技術開発機構との共同研究に参加)

・ 人工知能の研究

・  ハードウェア・OSの研究(並列推論マシン)

・  推論言語の研究(逐次関数型言語、逐次論理型言語、並列論理型言語)

・  アプリケーションソフトの開発(レイアウトシステム-並列論理型言語)

・  システム構成の検討・評価(マシン構成、ネットワーク構成、ソフトウェア構成)

・  第5世代コンピュータ技術開発機構へ開発したソフトなど一式を納品した。

●テーマ:System on chip

システム合成ツールなどの評価・導入(1987年から1998年)
 (USのEDAベンダとの取引。Synopsys、Cadence、Mentorなど)
 ・  記述言語によるシステム記述法の研究
・  システム合成ツールの評価(システム記述―記述言語、構成物の接続情報)
・  システム解析ツールの評価(システム記述―記述言語、解析結果)
・  システム構築ツールの評価(システム記述―状態遷移図、記述言語)
・  設計者へ設計環境の提供、サポートを行った。
  ●テーマ:設計環境の管理・保守
設計環境の管理・保守(1998年から2001年)
・  設計用WS・PCの管理・保守(SUNのUNIXマシン、Windows-PC)
・  設計用ツールの管理・保守(ISO-9000に基づく)
・  アメリカのCADベンダー、Synopsys、Cadenceなどとの間で取り交わしたソフトウェア・メンテナンス契約
(FAM契約?包括的な契約です、総額10億円くらい?)の担当。もちろん、社長決裁の案件です。



そして、今は、高尾にあった研究開発拠点は消滅してしまった。

まさしく、方丈記が述べていることです・・・



参考)方丈記

出典)

http://www.aozora.gr.jp/cards/000196/files/975_15935.html

方丈記

鴨長明




行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし。世の中にある人とすみかと、またかくの如し。玉しきの都の中にむねをならべいらかをあらそへる、たかきいやしき人のすまひは、代々を經て盡きせぬものなれど、これをまことかと尋ぬれば、昔ありし家はまれなり。或はこぞ破れ(やけイ)てことしは造り、あるは大家ほろびて小家となる。住む人もこれにおなじ。所もかはらず、人も多かれど、いにしへ見し人は、二三十人が中に、わづかにひとりふたりなり。あしたに死し、ゆふべに生るゝならひ、たゞ水の泡にぞ似たりける。知らず、生れ死ぬる人、いづかたより來りて、いづかたへか去る。又知らず、かりのやどり、誰が爲に心を惱まし、何によりてか目をよろこばしむる。そのあるじとすみかと、無常をあらそひ去るさま、いはゞ朝顏の露にことならず。或は露おちて花のこれり。のこるといへども朝日に枯れぬ。或は花はしぼみて、露なほ消えず。消えずといへども、ゆふべを待つことなし。』およそ物の心を知れりしよりこのかた、四十あまりの春秋をおくれる間に、世のふしぎを見ることやゝたびたびになりぬ。

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