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2015年2月21日土曜日

昭和天皇

生物学研究所の顕微鏡を古くなっても買い替えることはなく、鉛筆は短くなるまで使い、ノートは余白をほとんど残さず、洋服の新調にも消極的であった[68]。

不自然なものを好まず、盆栽を好まなかった[69]。

晩年の昭和天皇は、芋類・麺類(蕎麦)・肉料理・鰻・天ぷら・乳製品・チョコレートの順に好物であったとされる[70]。

朝食にハムエッグを食べることを好んだという。 戦後はオートミールとドレッシング抜きのコールスローにトースト二枚の朝食を晩年まで定番とした。

スポーツに関しては「幼いときから色々やらされたが、何一つ身に付くものはなかった」と発言した。

映画が大の好みであった。ベルリン五輪記録映画『民族の祭典』やヴィリ・フォルスト監督の『未完成交響楽』(オーストリア映画)、ディアナ・ダービン主演の『オーケストラの少女』なども鑑賞されたと、戦前の海軍侍従武官であった山澄貞次郎海軍少将が回想記に綴っている[74]。

テレビ番組ではNHK朝の連続テレビ小説と『水戸黄門』が好きだったとされる[69]。『おしん』については「ああいう具合に国民が苦しんでいたとは、知らなかった」と感想を述べたという[76]。テレビ番組に関してはこの他『自然のアルバム』などもよく視聴した。意外なところでは『プレイガール』も視聴したことがあるという[77]。『刑事コロンボ』も好きであった[78]。

海の生物が好きであり、臣下との会話で海の生物の話題が出ると喜んだという。趣味として釣りも楽しんだ。沼津において、常陸宮正仁親王を伴って磯釣りに興じたことがある。釣った魚は研究のため、全て食べる主義であった。

海洋生物学を研究する関係からか、英語よりフランス語を得意としたと伝わる。訪欧時フランスのバルビゾンのレストラン「バ・ブレオー」でエスカルゴを食べる際、その個数について「サンク(仏語で5つ)」と「3個」をかけて近習をからかったことがある[57][80]。

武蔵野の自然を愛し、ゴルフ場に整備されていた吹上御苑使用を1937年(昭和12年)に停止し、一切手を加えないようにした。その結果、現在のような森が復元された。また「雑草という植物はない」と言ったとされることでも有名。

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