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2015年2月20日金曜日

クリエイティブクラスとネオインダストリー

グレイトシステムの開発と展開に当たっては、クリエイティブクラスが重要です。

クリエイティブクラスとの緩いつながりが開発体制です。

場合によれば、パートナーシップ契約をします。

多くのパートナーとは契約をせずに、ボランティアベースで協力します。


ネオインダストリ

 バビロンシステムから準ディバインシステムを創る。個人用の情報システムと家族用の情報システムを創る。最も重要なものは食料である。次に衣料である。住宅にはそれほど投資できない。
 トップダウンに考えて、ボトムアップに行動し、グローバルに考えて、ローカルに行動する。そして、ホーリスティック、システマティックに理解し(カオス理論、サイバネティクス、システム、エコロジー)、還元主義の論理(原因と結果、プロセスとプロダクト、システムとエレメントを分離する)を越える。
 トップダウンに見ると、ユニバース、ソーラーシステム、ガイアとなる。われわれはガイアビオトープの中でしか生きられない。ガイアビオトープは生命体であり、その本質は食物循環だ。植物が光合成でエネルギーを生産し、動物は植物に寄生し、死とともにガイアビオトープへ還元される。
 山が良くなれば、海も良くなる。水は上から下へ流れるだけではない。山で雨が降り、川となって海へそそぐ。中途で蒸発した水が雲を作り雨を降らせる。つまり、水は循環している。そして、人は法の下に秩序を保って生きる。人が関わる三つのシステムはエコロジーシステム(生態系)、エコノミーシステム(経済系)、マネタリーシステム(金融系)である。
 宇宙は、機械論的宇宙(ニュートン/デカルト)から、生命論的宇宙(ダーウィン/アインシュタイン)へ、そして、システム論的宇宙へと進化する。
 エコシステムの創造とはガイアを健全なビオトープにすることである。エコシステムは、エコノミーシステム(経済系)とエコロジーシステム(生態系)で構成される。自然界は天気のシステムに連動した生態系に依存している。つまり、人がガイアに意図的に介入することにより、ガイアを持続可能な系として維持していく。ソーラーシステムの下にガイアが存在し、われわれはガイアビオトープの中で生きている。
 おおまかな産業の構造は情報産業、モノ産業、サービス産業に分かれる。個人がウェブとバイオで発信するようになった。ウェブは場であり、バイオは発信するソウルである。情報産業が産業をリードする。人はクリエイティブクラス、町はクリエイティブセンターを目指す。人はだれでもクリエイティブである。クリエイティブな弁護士、クリエイティブな政治家、クリエイティブなサッカーなど、さまざまな局面で創造性が問われる。

・サイエンス

物理、生物、化学、数学、、、

・アート

哲学、宗教、文学、音楽、美術、、、

・テクノロジ

土木、建築、電機、機械、、、

・インダストリ

農業、漁業、林業、鉱業、工業、、、

 ネオインダストリを実現するためには、人流(脳力)、情報流(知力)、物流(体力)、金流(金力)が必要だ。脳力は考える力(能動的思考)、知力は知る力(受動的思考)、体力は動く力、金力はインフラだ。

 行動の基本原理はサッカー的には、ドイツのクラマーさんの3Bが基本だ。そして、ペレの3Bが応用だ。

クラマーさんの3B

・Body Balance 体
・Ball Control 技
・Brain 脳

ペレの3B

・Be Ahead! 前進せよ!
・Be Unique! 個性的であれ!
・Be Creative! 創造的であれ!

 ゴールをゲットするには、4次元時空のポイントにパスを通して、ポイントゲッターが確実にゴールへ蹴り込む。そして、ニュータイプのサッカー選手は、

・柔軟で、タフな筋力
・柔軟で、タフなバランス
・柔軟で、タフな頭脳
・瞬発力と、持久力

という矛盾を解決する。価値の創造のひとつの方法論は矛盾の中に、価値を発見することだ。

 リチャード・フロリダがクリエイティブセンターとクリエイティブクラスを整理した。テクノロジは大きく分けて、ハードウェアとソフトウェアに分かれる。タレントはハードウェア的才能、ソフトウェア的才能に分かれる。タレントが集まるための指標として以下のようなものを挙げている。企業家精神, 環境の質、快適さ、アートとカルチャー、プロスポーツ、クールネス、ゲイインディクス、多様性、ハイテク、ハウス、気候など。トレーランスは異質なものに対する寛容さ、非排他性だ。ボヘミアンインディクスやゲイインディクスがある。パートナーシップ、地域開発、大学を基にして、アメリカ国内の都市の評価を行なっている。クリエイティブインディクスは上位から、サンフランシスコ、オースティン、ボストン、サンディエゴ、シアトル、レイリーダーラム、ヒューストン、ワシントン、ニューヨークとなっている。また、ニューヨーク州内のサブセンターを分析している。その指標はクリエイティブクラスとクリエイティビティのインディクス、ハイテクとイノベーションのインディクス、ゲイとボヘミアンのインディクス、メルティングポットと民族交流のインディクスだ。クリエイティブクラスのキーワードである三つのTはテクノロジ(技術)、タレント(才能)、トレーランス(寛容)だ。

・人間資本、人間力
・開放、多様性、寛容
・ポスト・フォード型資本主義
・大量生産システムを乗り越える
・研究開発、イノベーション
・持続可能な開発、快適さ
・奔放主義と多様性の相互関係
・人間はだれでもクリエイティブだ
・新型経済とインターネット・エイジ
・コミュニティーが健全で、市民精神を有することが、繁栄のためには不可欠だ。

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