ソニー、復活?
[東京 18日 ロイター] - ソニー(6758.T:株価, ニュース, レポート)は18日、経営方針説明会を開き、2015―2017年度の中期経営計画を発表した。2017年度の連結営業利益は5000億円以上を目指し、自己資本利益率(ROE)は10%以上を目標にする。
また中期計画では、「デバイス」「ゲーム」「映画」「音楽」を成長領域に位置付けると発表した。2012年度から、「ゲーム」「イメージング」「モバイル」をエレクトロニクスの中核3事業に据えてきたが、デジタルカメラの市場低迷とスマートフォン(スマホ)の不振により、グループの重点領域を変更する。
デバイス事業では、半導体イメージセンサーの出荷をスマホに搭載するカメラ向けに一段と伸ばしていく。ゲーム事業は、据え置き型ゲーム機「プレイステーション(PS)4」の販売拡大とともにネットワークサービスの配信を増やす。
さらに、映画事業は放送サービスを強化し、音楽事業はストリーミング配信向けに拡大を図る。
一方で、赤字体質のスマホ事業とテレビ事業は、「リスクコントロール領域」と位置付けた。デジタルカメラとオーディオは「安定収益領域」とした。
記者会見した平井一夫社長は「ソニーの事業はエレキからエンタメの幅広い分野で事業の競争力が異なっている。それぞれの事業ごとに運営を明確にする」と述べて、成長領域、安定収益領域、リスク領域の3分野に分けて、事業運営していく方針を示した。
*情報を追加して再送しました
(村井令二)
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