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2016年9月27日火曜日

国際標準

IoT

国際標準を作らないと、乱開発になって、無駄が発生する。

国際標準と言っても、すべてを決めるのではなく、共通基盤とアプリケーションレイヤーがある。アプリケーションのほうは自由に設計できる。


「製造業IoT」で欧米の団体が結束。国際標準化の流れに日本は乗り遅れる!?

独・ボッシュ、SAP、シーメンス、米シスコなどがグループを作り活動


【ニュルンベルク(独バイエルン州)=清水信彦】モノのインターネット(IoT)技術の製造業への適用を進める欧米の2団体が協力することで合意したと2日発表した。ドイツのインダストリー4・0(I4・0)と、米国のインダストリアル・インターネット・コンソーシアム(IIC)の運営団体がスイスで会合を開き、それぞれの技術標準の内容をすり合わせることで合意した。産業向けIoTについて国際標準化の流れが加速することが見込まれる。

 双方の運営委員会に加わる独ボッシュと独SAPの提案で会合が実現した。ほかにも独シーメンスや米シスコシステムズなどが加わって、非公式でオープンな話し合いのグループを作り、今後も両者の活動の整合性を取っていく。

 IoTは幅広い技術分野にわたることから、標準化が必要な領域を網羅した見取り図を持っており「アーキテクチャー」と呼んでいる。I4・0は「RAMI」、IICは「IIRA」と呼んでいる。

 今回、両者が持つアーキテクチャー間の関係を示すマッピングを整備するほか、将来の相互運用性を確保することで合意した。さらにIICの「テストベッド」など、それぞれが持つ試験的システムの分野でも協力を図るとしている。

 IoTの産業応用については現在、日本勢も加わって国際標準化機構(ISO)や国際電気標準会議(IEC)などで標準化に向けた話し合いが進んでいる。今回の合意により、標準化のスピードが速まる可能性がある。日本勢も標準化の取り組みへの参画をさらに急ぐ必要がある。


「IoT」日米で国際基準作り…研究開発を主導

 あらゆるモノをインターネットでつなぐ「IoT」の共同研究を進める日本の産官学の協議会「IoT推進コンソーシアム」が、米国の二つの共同研究組織と、IoTを巡る国際標準の策定などで協力する方向で最終調整に入った。

 10月3日にも基本合意する。3団体には日米の有力企業延べ約2600社が参加しており、IoTのデータをやり取りする際の通信規格やデータの様式、サイバー攻撃を防御する安全基準などについて、共同で国際基準作りを進める狙いがある。

 「IoT推進コンソーシアム」は2015年10月に設立され、トヨタ自動車や日立製作所、NTTなど約2400社や、経済産業省、総務省などが参加している。

 米国の2団体は、「インダストリアル・インターネット・コンソーシアム(IIC)」と「オープンフォグ・コンソーシアム」。

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