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2014年1月22日水曜日

花の係長

日本流の改革? 日本には天才がいない・・・

これを認識すべき。


ダボス会議も、マンネリ化が指摘されている。

マンネリ化をどうやって変えるか?


経営改革は、中堅社員がキーポイントです。

中堅社員 30歳代後半~40歳代前半

幹部社員 40歳代後半~


中堅社員とは?

花の係長クラスです・・・



『花の係長』(はなのかかりちょう)は、園山俊二作の漫画。また、それを原作としたテレビアニメ。

漫画は『週刊ポスト』(小学館)に連載された。

『まんが 花の係長』(開始当初は『花の係長』)の番組名で、毎日放送、TBS系列で放映されたテレビアニメ。放映期間は1976年10月3日から1977年3月27日。

原作がサラリーマンを中心とした成人層を対象とした作品であったため、夜10(22)時台に放映された。


日本流の改革? 日本には天才がいない・・・


パナソニック 44.0歳、ソニー 41.6歳、シャープ 41.9歳
アップル 33歳、サムソン 30.5歳…

この数字が何かお分かりになるだろうか? 各企業の従業員の平均年齢である(筆者調べ、各社ディスクロージャー誌による)。日本の電機メーカーの問題には多くの要素が絡み合っているが、高齢化がその大きな要因の一つであることは間違いない。

機械系の仕事であれば熟練の技というものがあり、ベテランにも活躍の場がある。しかしネット系では技術が日進月歩で進化しているため、どうしても若い人が有利になる。平均年齢がアップルやサムソンより10歳程度も上の日本のメーカーは、大きなハンディを抱えているといえる。

若きシリコンバレー流に圧倒されている現状
IT分野での競争の激しさは、プロ・スポーツの世界のそれと共通するところが多い。サッカーでクラブ同士が世界一を目指すように、トップクラスの人材を有する会社が世界市場の制覇を目指してしのぎを削る。能力的には若いときがピークで、30代半ば頃から最前線の仕事は徐々にできなくなるという所もスポーツ選手と似ている。

スポーツでは「勝たねば意味がない」と言われるが、ビジネスでは「儲けてナンボ」だ。消費者に買ってもらえる商品を売り、利益を出すことが至上命題である。それがあって初めて従業員に給料を払い、税金を納め、社会に貢献することができる。

モノづくりを維持しつつ、ソフト分野をグローバル化させる

高齢化は現下の問題だが、かといってシリコンバレー流を日本全体に適用するのも無理だし、今さら同じことをしても適わない。シリコンバレーは全てにわたって自由なところが身上だが、それに勝とうと思ったら何か異なる対立軸をぶつけることが有効だ。

そのような状況下で、日本の電機メーカーはどうすればよいか? 私は日本流をベースにしつつ、以下の3つのポイントに取り組むのがカギだと考える。

(1)モノづくりの現場については日本のメーカーに優位性があるのだから、そこを維持強化することを一つの柱とすべき。ここは中年以上の世代も大きな役割を果たせる分野だ。ただし人件費は世界水準を見据えた見直しが必要だろう。
(2)一方、ソフトの分野での能力を向上させるためには、世界の人材を結集する必要がある。イタリア人のデザイナー、ユダヤ人の数学の天才…。金太郎あめのような日本人社員だけで世界と対抗するのは困難だ。ここの部分は、従来の年功序列や終身雇用とは全く異なるマネジメントが必要になる。
(3)それとは一見矛盾するようだが、愛社精神、従業員の連帯感、職人魂、勤勉さ、生真面目さ…。こういった日本人・日本企業の強みを改良しながら、うまく活用することも必要だ。戦後の日本の繁栄はこのためにもたらされたが、このところそれが逆噴射してしまい、会社依存、形式主義、変化の拒絶といった状況に陥っているように見える。

日本の伝統文化は完全に否定されるべきものではなく、将来の力強いパワーになり得る可能性を秘めている。日本の電機・IT産業が復活し、消費者をワクワクさせる製品をどんどん作るようになることを期待したい。(小田切尚登)

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